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豚インフルエンザについて
Information of swine flu.
| 三基計装株式会社は豚舎環境制御装置メーカーでありますが、今回の豚インフルエンザ問題について、世の中が大騒ぎ状態になっておりますので、以下客観的な情報を説明させて頂きます。日本という国は、食品の安全性や感染症には極めて敏感で、時には過敏すぎて風評被害を起す場合さえあります。最近でも鳥インフルエンザで大量の鶏を処分(タイからの焼き鳥輸入が×)、その前はノロウイルス(牡蠣の養殖業者が風評被害を受けた)、BSE(吉野家が一時牛丼をやめた)、SARSのときもマスクが品切れになる大騒ぎで、当社もホームページを作りました。 豚インフルエンザはA型インフルエンザウイルスによって起こる豚の呼吸器疾患です。人以外の動物のインフルエンザはすべてA型です。豚インフルエンザウイルスはヒトからヒトにうつります。症状は毎年流行するインフルエンザと同じで、豚と人は生物学的に大変近いので、同じ病気にかかると言われております。余談ですが、このために最近は動物実験にも豚が使われるようになっております。症状は発熱、咳、のどの痛み、節々や筋肉の痛み、頭痛、寒気、倦怠感などです。2009年4月、メキシコにおいて、人が豚インフルエンザウイルスA型(H1N1型)に感染する事例が相次ぎ、80人以上が死亡する事態となって大騒ぎになっています。H1N1型というのはいわゆるAソ連型と呼ばれるものです。人の移動に伴い、アメリカやニュージーランドでもメキシコから帰国した25人が感染の疑いがあるとし、拡大の兆しを見せています。豚インフルエンザはニューフェースではありません。昔からある豚の病気ですが、ヒトのインフルエンザでもソ連とか香港とか、今は無き国の名前がついて、それもA、B、Cとあって、常にウイルスが進化を続けているので、ワクチンが開発されても効かなくなる→また開発する→ワクチン耐性の新種出現とイタチゴッコになっています。この前まで流行したインフルエンザはタミフルが効かないということで大騒ぎとなりました。今回の豚インフルエンザも、おそらくヒトへの感染性が強い新種が現れたのだと思われます。今日本では鳥インフルエンザが怖いということでH5型用のワクチンと季節性インフルエンザのワクチンが製造されています。厚労大臣は豚インフルエンザ用のワクチンの製造を検討と述べましたが、まだ日本で確認されていないので従来路線を継続と、厚労省の現場は冷静な対応です。世界保健機関(WHO)が、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」との声明を出す事態となり、日本でも首相が検疫体制の強化や在外邦人への情報提供などの体制を指示、厚生労働省や自治体に電話相談窓口が開設されました。 |
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| 世界ブランドのケンボロー豚は高繁殖 イワタニ・ケンボロー鰍フホームページより |
高熱により呼吸促迫を起し1箇所に集合した豚 元鹿児島大学杉村崇明教授提供 |
| ヒトーヒト感染は、一般のインフルエンザと同じ形で感染が広がると考えられています。一般のインフルエンザではインフルエンザにかかった人による咳やくしゃみで周囲の人に広がっていきます。治療薬はタミフル、リレンザ系です。感染を防ぐには、まずマスクをする、石鹸と水で手をよく洗う、アルコールの入ったハンドクリーナーも効果的、身体の調子の悪い人のそばに近づかないようにする、と言ったことが挙げられます。また、インフルエンザにかかったら、感染拡大を防ぐために仕事や学校を休み、人となるべく接触しないようにさせましょう。豚でも鶏でもヒトでも同じです。 豚インフルエンザは食べ物からはうつりません。豚肉や豚製品を食べたりしてもうつることはありません。豚インフルエンザ問題について石破茂農相は、テレビに出演し、「豚肉は出荷段階で殺菌を完全に行っており、食べても全く問題はない」と述べ、消費者や食品業界に冷静な対応を呼びかけました。また、国内の養豚業について「世界でトップレベルの衛生状態。日本で豚から人にインフルエンザが感染した例はない」と、安全性を強調しました。石破農相は番組出演後、記者団に「風評被害みたいなことになれば生産者が大きな打撃を受ける。無用の不安を起こさないよう全力を挙げる」と話し不安沈静化に万全を期す考えを示しました。農水大臣が言うまでも無く、日本の養豚業は昔のような農家の庭先ではなく、立派な肥育舎で育てられています。鶏は放し飼いの鳥のほうがおいしい、とか、鶏卵も放し飼いの鶏の卵がおいしいという報道、ウワサ、口コミによって、開放型鶏舎が増えたために、渡り鳥やカラス、ハトなど、自由に飛び回れる鳥によってうつされた鳥インフルエンザが、再び野鳥によって他の鶏舎に伝染するという事態になりました。したがって伝染を防ぐために何万羽という鶏やうずらが処分されるのです。ルーツはどうも中央アジアの方からの渡り鳥とする説が有力です。養鶏業者はネットを張るなど、野鳥侵入対策にやっきです。農水大臣の発言に対して、新種のウイルスかどうか判明もしていないうちに何をノーテンキな、との批判を言う人もいますが、政治は無用の不安を諌めて冷静な対応を国民に求めているのであり、次は科学者の出番です。 豚にとって最も怖いのはヒトです。1918年頃に人の間でスペイン風邪が大流行(バンデミック)し、これがA型H1N1亜種であり、鳥インフルエンザウイルス由来と推定されています。米国シカゴ発の大流行だったのですが、当時は第1次世界大戦で、米軍がヨーロッパに進軍して大流行になりました。スペインから情報発信されたためにスペイン風邪と命名されましたが、正しくはアメリカ風邪だったんですね。このウイルスが人から豚に移行し、定着して豚インフルエンザとなったと言われているので、豚は被害者なのです。このときは世界人口の半分が感染、4千万人〜1億人が死亡、日本でも2千5百万人が感染し、39万人死亡したと言われていますが、48万人と言う説もあります。たかが90年前の話ですが、当時の人たちにとってはなんという恐ろしい事態だったでしょうか。不思議な現象として、豚インフルエンザは米国の中西部のみで発生しておりましたが、1975年以降世界各国で発生報告が見られるようになりました。ウイルス性の病気、感染症というのはこのように、地域を移動するのに何十年もかかることが多く、その理由は謎に包まれておりましたが、グローバル社会になって人間が飛行機で世界中アッと言う間に飛び回るようになったため、地域固有の感染症が世界に蔓延する事態になってきたのです。豚インフルエンザはわが国でも1978年から2年間だけ発生例がありましたが、その後は発生しておりません。2次感染を予防するため抗生物質を投与し、安静に愛護してやれば1週間ぐらいで快方に向います。毎年冬場に季節性インフルエンザが流行するヒトの世に比べ、豚がいかに衛生的に飼育されているか、これでおわかりのことでしょう。すなわち、豚インフルエンザという言葉に惑わされてはいけません。怖いのは豚ではなくヒトなのです。今や日本の豚舎は、シャワーによって体の隅々まできれいにして、専用の服を着ないと入れません。しかも、他の豚舎に行って間もない人は入れません。それだけ厳重に管理されています。豚はきれい好きだというのは皆さんご存知でしょう。近くに行ってみると、こんな可愛い動物はいないというほど可愛いのです。子豚を抱くと、重いですが温かくて、ムキムキして気持ち良いものです。怒るとブキーッと言って本気で怒るのですが、丸々した外見から、それがまた可愛い、と言って最後は殺して食べてしまうのですから、人間とはなんと罪深い生き物でしょうか。ただし人間以外の、鼠などが豚舎に侵入することがあった場合、ネズミも哺乳類ですから、豚インフルエンザの仲介役を果たす恐れがあります。マスクをしない豚がくしゃみした近くにネズミがいたら?豚舎の防鼠(ぼうそ)も今後のテーマとなってくると思われます。 |
| 三基計装株式会社にはHACCP実務者が3名おります。細菌やウイルスの勉強をしており、その知識を持っています。衛生的な設備の施工、防虫・防鼠などの知識を有する、HACCP対応設備の施工をするときに必要な資格です。ウイルスに関して三基計装株式会社の下記ホームページをご参照下さい。 HACCP情報…HACCP実践研究会の活動内容と三基計装の取り組みを紹介、セミナー情報やCHINOの対応商品ご紹介まで 清浄化が要求される食品製造環境…各種危害とその対策、設備対策、モニタリング、子豚の写真もあり、Part11まで。業界から大変好評のページです さんきのつぶやき330『BSL4施設』(2009年5月10日)…新型インフルエンザ、マールブルグ病、ウイルス性出血熱、パンデミック、P4施設が必要 さんきのつぶやき108『日薬とウイルス』(2005年2月5日)…花粉アレルギー、日薬:自然治癒法、各種細菌やウイルス、冷蔵輸送にカードロガー さんきのつぶやき68『感染症』(2004年4月25日)…国立感染症研究所竹田美文元所長の講演、21世紀は感染症の時代になる |
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| 豚インフルエンザをswine fluと言います。何故スワインなのか?pigは豚、hogは猪、イノシシ科イノシシ属を総称してswineと言います。 It's like casting pearls before swine.という言葉、「それじゃ豚に真珠だ」、価値あるものを、その価値を評価できない、あるいは理解しない者に無駄に与えることの喩えです。他にも似たような言葉がありますね。「猫に小判」とか。 |
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インフルエンザと疑わしい人の見分け方…発熱した人が入ってきたら、入場制限をかけたいと言う場合に、赤外線熱画像装置は高価です。左の写真は |